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「落ちる」
 

 こんにちは。落ち葉舞う季節ですね。あなたはどんな秋を過ごしていますか。何を「願い」「求め」ながら生きているのでしょうか。健康、勉強のこと、人間関係での悩みの解決、自分の居場所、将来の安心、生きがい・・・等々、数え上げると、「願い」「求め」ってたくさんありますね。
 その「願い」「求め」が叶えば、本当にハッピーな気持ちに。けれども叶わなかったら、不安・無気力・孤独・失望にまで至ることがありますよね。自分ってどこまで落ちて行くのだろうって。
 あなたは、詩人リルケの「秋」という作品に出会ったことはありますか。
 
「秋」 リルケ 
 
木の葉が散る、遠くからのように散り落ちる
空で遙かな庭園がすがれてでも行くかのように
否む身振りで 木の葉が落ちる
 
そして夜には 重い地球の大地が落ちる
すべての星から離れて 孤独の中へ
 
わたしたち みなが落ちる この手が落ちる
そして他の人びとを見よ 万物に落下がある
 
そのとおりだが「1人の方」がいらして
この落下を限りなくやさしく 両の手に受けとめる
(小塩節訳)
 
 落ちて行っても、実は落下しっ放しではないんだよ。そのすべてを受け止めてくださる「1人の方(=イエス・キリストの父である神様)」がおられるのだから。
 あなたが失意と不安でいっぱいの時も、実は本当のぬくもりに包まれ支えられているんだよ。この世界・私たち人間を創造された「1人の方」の「限りなくやさしい」御手が働いているのだから。リルケはそう歌うのです。
 その「1人の方」と出会い、「限りなくやさしい」御手ってどういうものなのかを知る。教会ってそういうところです。教会を訪れてみませんか。

上田真由美(たまちゃん)

 

ナッツとリス(amena)

 
 (2016/11/27)