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遠くまで、響かせて

説教要旨(12月31日 朝礼拝より)
エズラ記 3:10-13
伝道師 山下瑞音

 今日の聖書箇所は、バビロンに捕まっていた人々が、解放されてイスラエルに帰ってきた直後の出来事です。当初、彼らはかつて自分たちが住んでいたそれぞれの村へ帰ってゆきました。しかし時間が経つにつれ、やはりまずは神様を礼拝したいということで、エルサレムにどんどん集まってきてしまったのです。
 三章の一節にはこのように書かれています。「第七の月になって、イスラエルの人々は自分たちの町にいたが、民はエルサレムに集まって一人の人のようになった。」
 そして壊されてしまった神殿をもう一度建てようということになって、土台の基礎が置かれたときのいわば定礎式の場面が、今日のこの聖書箇所なのです。
 徹底的に壊されたエルサレムの街の上に、大勢の群衆が集まっています。みんな大切なことに集中しています。今から、とっても大切なことを経験する、その予感と期待で胸がいっぱいなのです。そして祭司たちが賛美をすると、もう自分を抑えることが出来なくなって、大きな叫びの賛美が轟いてゆく。
 年を取った人たちは泣いていました。昔を思い出しながら、捕虜として過ごした自分の人生に神様が報いてくださったことに、もう気持ちをコントロール出来なかったのです。一方で若者は喜びの叫びをあげていました。これからの希望と喜びを大声で表現しているのです。
 そして、このように書かれています。「人々は喜びの叫び声と民の泣く声を識別することができなかった。」そうやって上がった叫び声が、遠くまで響いていった、それがこの場面なのです。
 私たちも今、ここに立っています。今まさに新しい教会の基礎が据えられようとしている、そこに私たちはいるのです。教会の教えてきたことが、今ではもう時代遅れになってしまったんだという人もいます。つまり、聖書が時代遅れになって魅力がなくなってしまったから、人が来なくなったのだということです。
 しかし、私ははっきりと言うことが出来ます。それは明らかに間違った意見です。教会が語ってきたことが、時代遅れになったり、力を失ってしまったことなど、いまだかつて一度もありません。
 そして今ほど日本人が聖書の教えを必要としている時もないのです。いま日本は大きな転換期を迎えています。その中で、たくさんの人が心のよりどころを求めています。生きている意味なんてあるのだろうか。一体なんで自分は働いているんだろう。仲間と一緒にいても消せない孤独感をどうにかしたい。
 現代人が抱える悩みの答えはすべて、聖書に書いてあります。2000年にわたって人類を照らしてきた神の栄光が、聖書には宿っているからです。教会は必ず力を取り戻します。必ず今までよりも沢山の人が教会に来るようになるでしょう。
 まもなく、神様を賛美する声が聞こえてくることでしょう。そしてそれに応えるように、方々から大きな歓声があがるはずです。あるものは神様の恵みに大声をあげて泣き、あるものは希望に叫んでいる。その前の静寂、これらから始まる出来事に期待しながら、注視している瞬間が、まさに今この時なのです。そしてこの大きな歓声は、この東京を超えて、日本を超えて、アジアを超えて、泣き声も喜びの叫びも、もはや分からなくなってしまうほどに、はるか遠くまで響いてゆくのです。
 
 

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